SSブログ

パナソニック、100周年に向けて一体化 [ニュース]

2018年に創業100周年を迎えるパナソニックは、すでに三洋電機と
パナソニック電工の完全子会社化を発表していますが、さらに
電機メーカーナンバーワンを実現するための戦略を練る
「トランスフォーメーション・プロジェクト」と題された
会議が、昨年の8月から現在に至るまで、毎週のように開かれて
いるようです。

完全子会社化とは言うものの、実際には各社が並列した
パートナーシップのような関係のようで、実際に三洋電機や
パナソニック電工の強みを存分に活かした戦略などがしっかりと
練られているようです。

三洋電機は、今年3月10日付で家電製造・販売などを担当する
子会社、三洋電機コンシューマエレクトロニクスを完全子会社化
しました。これは意思決定を迅速にするための組織改革といった
位置づけなのですが、地元では工場を整理する布石ととられ、
関係者が不安を募らせています。

結局、3社が一体化する以上、生産拠点の整理統合や組織の
統合は避けられません。パナソニックは来年1月には、
現在16ある事業部門を9に集約する予定で、それに付随して
工場の再編などを決定、2012年はパナソニックの今後を左右する
重要な1年となりそうです。

今年の2月に発表されたパナソニックの人事では、パナ電工の
長栄周作社長と三洋の佐野社長のほか、パナソニック電工と
三洋電機から多くの役員が誕生し、さらにグループ内の要職に
ついています。三位一体の統合は、38万人の巨大企業、
パナソニックの躍進につながるのか、大いに注目されています。

共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。